エンジンルームチェック

エンジンルームチェック

まずボンネットを開いてエンジンルームを見渡してみましょう。各種フルード類の残量や色味、ベルトの張り具合や、ゴム系パーツの劣化によるひび割れの状況など、目で見たり触れたりして、ある程度の判断がつく部分もありますが、クルマの心臓部だけに一般ユーザーではコンディションの良し悪しをなかなか判断しづらい部位であると言えます。

参考になるのは、エンジンをかけた時に発生する様々な音。イグニッションキーを回した直後のエンジン音はどうしても高めで、2~3分ほどアイドリングを続ければ安定し、エンジン回転計もだいたい600~800rpm付近で落ち着いてくるはずです。

このとき、異音が無いか、注意深く耳を澄ましてみましょう。通常であれば、規則正しいエンジンの回転音と冷却用のファンの音が響いているはずです。

エンジンを支えるゴム系マウントの劣化による振動など、年式相応のヤレはどうしてもついて回ります。気になる部分が購入後に問題となるもかどうか、事前に確認しておけば納得のクルマ選びが出来ることでしょう。